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< OVER RAD SQUAD!! | Story
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Revision as of 22:11, 13 July 2024
Kohane
……ミクちゃん……?
Kohane
どうしたの?
セカイのほうで、みんなで聴いてたんじゃ——
セカイのほうで、みんなで聴いてたんじゃ——
Miku
『少し、様子見に来たんだ。
もうすぐ出番だなって思って』
もうすぐ出番だなって思って』
Kohane
あ……うん
Kohane
……集中、しなきゃいけないんだけど……
Miku
『そう。
…………』
…………』
Miku
『——こはね、今、ドキドキしてる?』
Kohane
え?
Miku
『あの日みたいなドキドキは、今、胸の中にある?』
Kohane
……あ……
Kohane
(あの日の、ドキドキ……)
Kohane
…………ドキドキは、してると思う
Kohane
けど——あの日とは違うドキドキな気がする
Kohane
行かなきゃ、超えなきゃって……
『こうしなきゃ』って気持ちが先にきちゃって
『こうしなきゃ』って気持ちが先にきちゃって
Kohane
『こうしたい』っていうドキドキが
見えなくなっちゃってるみたい
見えなくなっちゃってるみたい
Kohane
駄目だね。
せっかく私の想いを見つけられたのに
せっかく私の想いを見つけられたのに
Miku
『仕方ないよ。
ここは想いが渦巻く場所だから、
見失いかける時もある』
ここは想いが渦巻く場所だから、
見失いかける時もある』
Miku
『でも——思い出して』
Miku
『こはねは今、新しい世界につながる大きな壁の前に立ってる』
Miku
『その向こうに何があるかはわからない。
まだ誰も知らない』
まだ誰も知らない』
Kohane
誰も——
Miku
『見に行こうよ、こはね』
Miku
『みんなと一緒に』
Kohane
……うん。そうだね
Kohane
Vivid BAD SQUADのみんなと、
ここまで来てくれた、仲間のみんなと一緒に——
ここまで来てくれた、仲間のみんなと一緒に——
Miku
『ふふっ。
それだけじゃないんじゃない?』
それだけじゃないんじゃない?』
Kohane
え?
Miku
『大丈夫。あとはきっと——ステージでわかるから』
Kohane
——うん!
Miku
『……そろそろ出番みたいだね』
An
こはね! いくよ!
……って、ミク、顔出してたんだ!
……って、ミク、顔出してたんだ!
Akito
なんだ、セカイで聴いてるだけじゃ我慢できなくなったのか?
Toya
ミクのことだ、
エールを送りに来てくれたんじゃないか?
エールを送りに来てくれたんじゃないか?
Miku
『ま、そんな感じだよ』
Miku
『……あ』
Len
『ミクだけたくさん話してズルいぞ!』
Len
『——ってことで、応援しに来たよ! みんな!
かっこよく決めてくれよな!』
かっこよく決めてくれよな!』
Luka
『今まででいっちばん熱い瞬間、見せてもらわないとね!』
Toya
レン、ルカさん……!
KAITO
『みんなの想い、ガツンと歌ってよ!
そうすればきっと超えられる!』
そうすればきっと超えられる!』
Rin
『みんななら絶対できるよ!
わたしも信じてるっ!』
わたしも信じてるっ!』
MEIKO
『みんなの、最高の歌を聴かせてちょうだい。
期待してるわ』
期待してるわ』
An
カイトさん、リンちゃん、メイコさん……
Miku
『——一緒に新しい世界を、見に行こう』
Kohane, An, Akito & Toya
『うん!』
『おう!』
『ああ!』
『おう!』
『ああ!』
Arata
さあ、最後は——Vivid BAD SQUADだ!!
Arata
伝説を超える時が——来るぞ!!
観客達
来たな! Vivid BAD SQUAD!
観客達
最高のラストにしてくれ!!
An
——みんな!! かましにきたよ!!
An
あの伝説の夜を見た人は、ここに何人もいると思う。
私達もそのひとり
私達もそのひとり
An
でも——今日、私達であの夜を超える!
みんなも一緒にね!
みんなも一緒にね!
Kohane
(——すごい歓声。
耳がおかしくなっちゃいそう)
耳がおかしくなっちゃいそう)
Kohane
(だけど——ちゃんと感じる)
Kohane
(たくさんの人の想いを)
Kohane
(本当に……いろんな想いがある)
Kohane
(『RAD WEEKENDよりすごいイベントが見てみたい』
っていう想い)
っていう想い)
Kohane
(『超えてほしいけど、
凪さん達の伝説を忘れたくない』っていう想い)
凪さん達の伝説を忘れたくない』っていう想い)
Kohane
(『凪さん達の夢の先に行ってほしい』っていう想い)
Kohane
(それから——)
Kohane
(『超える』っていう想い)
Kohane
(全部がぶつかって、
嵐みたいに渦を巻いて、燃え上がってる)
嵐みたいに渦を巻いて、燃え上がってる)
Kohane
(その想いに応える。私達の歌で)
Kohane
(応えてもっと————熱くするんだ!!)
Kohane
♪——————————————————————————!!
観客達
……!
おい、あれは……
おい、あれは……
観客達
RADderの時みてえな——
Akito
(……最初の掴みは文句ねえ!)
Toya
(あとはここから——押し上げる!)
Toya
♪————————!
♪————————!
♪————————!
Souma
青柳くん! いけー!!
観客達
……!
な……なんだよこの曲! 初めて聴くってのに——
な……なんだよこの曲! 初めて聴くってのに——
観客達
わけわかんねえくらい、突き刺さるぞ……!!
Toya
♪——————————————!!
Toya
(——不思議な気分だ)
Toya
(恐れすら抱くほどの、大きな壁に向かっているというのに
ひどく高揚している)
ひどく高揚している)
Toya
(俺が作った曲が、俺を——
俺達をもっと高いところへ引き上げてくれるのを感じる)
俺達をもっと高いところへ引き上げてくれるのを感じる)
Akito & Toya
『♪————————!』
Toya
(……こんな気持ちが、俺の中にはあったんだな)
Toya
(それなら——この感情に従って、突き進もう)
Toya
(この、難攻不落の壁の向こうへ——!)
Toya
♪——————————————!!
観客達
なんだよこれ……!!
なんでこんなに熱くなってんだ俺達!?
なんでこんなに熱くなってんだ俺達!?
観客達
わかんねえよ!
わかんねえけど——この曲、最高だぞ……!!
わかんねえけど——この曲、最高だぞ……!!
Akito
(——よし!)
Akito
(次は——オレだ!!)
Akito
♪————!! ————!! ————!!
Kotaro
うお……! すげえラッシュ!
Akito
♪————!! ————!! ————!!
Akito
(——もう、神でも仏でもなんでもいい)
Akito
(これが終わったら、オレの全部をくれてやる)
Akito
(でも今日この時だけは、オレによこせ)
Akito
(燃え尽きるまで歌う、力を——!)
Akito
♪——————————————————っ!!
ミュージシャン達
……!
ミュージシャン達
やっぱ……やっぱあいつ、すげえよ……!
下手くそだったあいつが、あんな——
下手くそだったあいつが、あんな——
ミュージシャン達
クソ……!
俺達だって、もっと——もっと歌いてえ!!
俺達だって、もっと——もっと歌いてえ!!
An
♪——————————————————————————!!
Tatsuya
……っ!
今日の白石は、大河さん並みの迫力だな……!!
今日の白石は、大河さん並みの迫力だな……!!
街の古株達
杏ちゃん!! いいぞ!!
An
(——超えるんだ)
An
(私の夢のために。凪さんの夢のために)
An
(全部叶えて……未来につなげる!)
An
(凪さんの行けなかったところに——私達が行く!!)
An
♪——————————————————————————!!
街の古株達
……すげえ……!!
街の古株達
こんなのもう、RAD WEEKENDじゃねえか……!!
街の子供達
杏お姉ちゃん……! かっこいい……!!
Kohane
(……熱いな。のぼせそうなくらい……)
Kohane
(でも、まだ超えられてない。扉は開いてない)
Kohane
(——鍵を開けるんだ)
Kohane
(……次が、ラストのソロ)
Akito & Toya
『♪————!! ♪————!!』
Kohane
(東雲くんと青柳くんが、導いてくれて——)
An
♪——————————————————————~~~っ!!
Kohane
(杏ちゃんが押し上げてくれる)
Kohane
(私を高い所に、飛ばせてくれる)
Kohane
(RAD WEEKENDの————その向こうに!!)
Kohane
♪——————————————————————————!!
Kohane
(あ……れ……?)
Kohane
(音が消えて……。
ううん、そうじゃない……)
ううん、そうじゃない……)
Kohane
(みんな、ゆっくりに見える)
Kohane
(…………みんなの顔も見える。
あ…………)
あ…………)
Kohane
(たくさんの人がいる)
Kohane
(私がソロで練習してた時、
一緒にイベントに出てた人達)
一緒にイベントに出てた人達)
Kohane
(街で歌っている時、
いつも聴きに来てくれた人達)
いつも聴きに来てくれた人達)
Kohane
(あ……。
レコード屋の店長さんとスタッフさん、汗びっしょりだな)
レコード屋の店長さんとスタッフさん、汗びっしょりだな)
Kohane
(クレープをくれたお姉さんも、声かけてくれたおじさんも、
Crawl Greenのオーナーさんも、
COLのオーナーさんも——)
Crawl Greenのオーナーさんも、
COLのオーナーさんも——)
Kohane
(前よりも、もっと、たくさんの人が——)
Kohane
(……あ……)
Kohane
(大河さんも——来てくれたんだ)
Kohane
(……そっか)
Kohane
(『みんな』って……仲間のみんなだけじゃないんだ)
Kohane
(私は、ここにいるみんなにも——見せたい)
Kohane
(今私が見てる、想いが渦巻く景色も)
Kohane
(これから私が見る、新しい世界も)
Kohane
(誰も見たことのない場所に、
私が——みんなをつれて行きたい)
私が——みんなをつれて行きたい)
Kohane
(……この街のことが、好きだから)
Kohane
(街の人達は、音楽が好きで、凪さんが好きで、
RAD WEEKENDのことが大好きで——)
RAD WEEKENDのことが大好きで——)
Kohane
(……だから、まだあの場所にいる。
RAD WEEKENDのあった、あの場所——あの瞬間に)
RAD WEEKENDのあった、あの場所——あの瞬間に)
Kohane
(でも私は、私達が超える先には、みんなにも居てほしい。
これからも私達の歌でドキドキしてほしい)
これからも私達の歌でドキドキしてほしい)
Kohane
(だから……みんな行こう、一緒に。
……ううん。嫌って言っても、連れて行く)
……ううん。嫌って言っても、連れて行く)
Kohane
(……そっか。私って、こんなにわがままだったんだな)
Kohane
(——この街ごと連れて行こう)
Kohane
(最初の一歩を踏み出すのは怖いかもしれない——)
Kohane
(でも——)
Kohane
(新しい世界に出会える)
Kohane
(その方がきっと——)
Kohane
(絶対に、最高に、楽しいから——!!)
Kohane
♪——————————————————————————!!
Taiga
…………っ
Taiga
これは————
観客達
な…………!!
観客達
な、なんだ、この歌……!?
Ken
(——そうだ、嬢ちゃん)
Ken
(ここには——いろんな想いが渦巻いている)
Ken
(街の連中の、強い願い)
Ken
(背負う覚悟)
Ken
(超える決意)
Ken
(全て、かけがえのない大切なものだ)
Ken
(だが——あの日あの場所には、
もっと単純なもんがあった)
もっと単純なもんがあった)
Nagi
ねえ、今日は、思いっきり楽しもうよ
Nagi
それで——忘れられない日にしよう
Ken
(あの日、もうひとつあったもんは——)
Ken
(昔——週末COLでバカみたいに歌ってたオレらは、
レーベルとか、誰に届けるとか、そんな荷物はひとつもなかった)
レーベルとか、誰に届けるとか、そんな荷物はひとつもなかった)
Ken
(オレ達の音楽を、思うまま、必死で歌ってた。
……はは、結局むき出しになりゃシンプルだ)
……はは、結局むき出しになりゃシンプルだ)
Ken
(オレ達はただ——これがやりてえだけだ……!!)
Ken, Nagi & Taiga
『♪————~~!! ♪————~~~~!!』
Ken
(ただの——楽しさだ)
Ken
(嬢ちゃんの想いは、それを思い出させる。
あらゆる連中に)
あらゆる連中に)
Ken
(だから——)
An, Akito & Toya
『♪——————————————————————!!』
観客達
…………!!
Akito
(風穴が、開いた——!!)
Toya
(ならあとは——“俺達”を聴かせるだけだ!!)
An
(——聴け!)
An
(私達の歌を——聴け!!)
An
♪————————!!
Akito & Toya
『♪————————!! ♪————————!!』
Arata
……いけ。
——いけ!!
——いけ!!
Arata
いけ!! Vivid BAD SQUAD!!
Kotaro
……っいけええ!!! 頼む!!!
Kohane, An, Akito & Toya
『♪————!! ————!! ————!!
♪————————!!』
♪————————!!』
Akito
(熱い……! 体中燃えてるみてえだ……!)
Toya
(この熱さを力に……! 声を上げろ——!!)
An
(私達が——扉を開け切る!!)
Kohane
(いっけええええええええええええええええええ!!!!)
Kohane, An, Akito & Toya
『♪——————————————————————!!』
Taiga
——そうか
Taiga
凪、お前の願いは——こういうことだったんだな
An
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……
Akito
…………終わった、のか…………
Toya
……すごい、声だ…………
観客達
すげえぞ! Vivid BAD SQUAD!!
観客達
あいつら……本当に……!!
街の人達
俺の人生で最高のイベントだ!!
街の古株達
こんなもん……見たことねえぞ……!!
Kohane
はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……
Kohane
(……息が……もう………)
An
あ……!
An
こはね、大丈夫?
Kohane
あ……ごめん、杏ちゃん。
フラフラしちゃって……
フラフラしちゃって……
An
ううん
An
——お疲れさま、こはね
Kohane
……うん……
An
——見て、こはね。客席のほう
Kohane
あ……
Kohane
すごい、景色……
Akito
…………ああ
Toya
……とても、美しいな
Toya
全ての人が熱狂する——この景色は
Kohane
…………うん
Kohane
(すっごく綺麗で……)
Kohane
ドキドキする——
観客達
お前ら——!! 最高だったぞ——!!
レコード屋の店主
本当に……!
本当によかったぞ! 杏ちゃん達~!!
本当によかったぞ! 杏ちゃん達~!!
Crawl Greenオーナー
……ありがとう。本当に
An
みんな……
COLオーナー
……凪も、きっとどっかで見てるだろうね。
これだけの騒ぎを、あの子が見逃すはずもない
これだけの騒ぎを、あの子が見逃すはずもない
Kohane
オーナーさんも——
Kohane
あ……
Kohane
(大河さん——)
Kohane
……!!
笑って……
笑って……
洸太郎の声
——お前ら~~~~~~!!!!!
Akito
うおっ!!
お前、飛びつくんじゃねえよ!
お前、飛びつくんじゃねえよ!
Arata
あはは、みんなフラフラだしね。
……でもいいんじゃない? こんな時ぐらいさ
……でもいいんじゃない? こんな時ぐらいさ
Toya
そうですね……そう思います
Tatsuya
——本当にお前ら、最高だったぞ!!
袖で聴いてても、震えちまって……!!
袖で聴いてても、震えちまって……!!
Kotaro
ほんどうに……!
すげえ……すげえ歌だった……!
すげえ……すげえ歌だった……!
Tatsuya
おいお前、顔ヤベえぞ!
って……オレも人のこと言えねえけどな
って……オレも人のこと言えねえけどな
Arata
……本当に、なんて言ったらいいかわからないくらい、
胸に響いた
胸に響いた
Arata
ここまできたのは、君達のおかげだ。
Vivid BAD SQUAD
Vivid BAD SQUAD
An
——もちろん! 私達が最高なのは、当然!
An
でも今日は——みーんな最高だったよ!!
Akito
……ああ、そうだな
Kohane
……みんな、ありがとう……!!
Kohane
今日まで本当に——ありがとう!!